研究課題
基盤研究(B)
気体が関与する反応は、地球の誕生から化学の黎明期、そして現代社会に至るまで広く見られる普遍的反応様式である。近代化学において耐圧反応容器を用いた高圧方式が一般的となった。この常識を打破するために、通常の気泡とは異なる新奇な性質を持つマイクロからナノサイズの「ファインバブル」に焦点を当て、常温・常圧で実施できる安全かつ革新的な次世代型気相-液相合成プロセス、およびバブル発生装置の創製を追究してきた。本研究ではファインバブルの特徴である消えてなくなる新奇な界面特殊反応場を活用した反応開発、ならびにファインバブルものづくりプロセスの確立を目指す。