研究課題
基盤研究(B)
持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷が小さく安全性の高い植物由来原料から合成されるバイオベースポリマーやその新たな合成法の開発が求められている。ポリエチレンなど、いくつかの汎用ポリマーでバイオマス度100%が達成されている。しかし、ポリウレタンにおいては、原料のイソシアネートのバイオマス化が課題であり、まだ達成されていない。本研究課題では、当グループオリジナルの光オン・デマンド有機合成法と非イソシアネートポリウレタン合成法を用いて、毒性の高いホスゲンやイソシアネートを原料として用いずに、植物由来原料のみを用いて、バイオマス度100%の新規バイオベース非イソシアネートポリウレタンの開発を企てる。