研究課題
基盤研究(B)
本研究では、繊維状ウイルスの一種であるファージの材料機能を合目的的にデータ駆動型創出するための学理と基盤技術を確立することを目指す。近年の社会的な要請から、環境低負荷な高分子材料の創製が重要となっており、生体高分子はその有用な素材である。しかしながら、材料利用に適した生体高分子を合目的的に創出することは容易ではない。本研究では、ファージの材料機能を自在創出するため、その探索空間を拡張するための遺伝子改変手法を確立し、得られる遺伝子改変ファージの基礎物性や構造についてを探求する。それらにより、ファージが示す材料機能をデータ駆動型機能創出するための学理と基盤技術を構築する。