研究課題
基盤研究(B)
有機薄膜太陽電池(OSC)では、優れた電荷分離効率を得るためには0.3 eV以上の十分なオフセットが必要であると考えられてきた。一方、我々はオフセットが0.1 eV程度しか無くても電荷分離可能な系を見出している。しかしながら、「どのような材料設計をすれば小さなオフセットでも効率よく電荷分離可能なのか」は未だ明らかになっ ていない。そこで本研究では種々の分光学的手法により電子ドナー/アクセプター界面における電荷分離・再結合ダイナミクスを評価し、電荷分離に必要なオフセットを低減させるキーファクターを明らかにする。