後期誘導化による多重共鳴材料の革新

• 研究課題/領域番号: 24K01569
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分35030:有機機能材料関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 畠山 琢次 京都大学, 理学研究科, 教授 (90432319)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円); 2026年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2025年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2024年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: 後期誘導化 / 多重共鳴効果 / 有機EL / 熱活性化遅延蛍光 / 色純度

研究開始時の研究の概要

有機発光材料は，無機発光材料と比較して発光スペクトルが幅広で色純度が低いため，その応用・実用において大きな足枷となってきた。これに対し我々は，分子骨格の適切な位置にホウ素と窒素を適切に配置することで発生する多重共鳴効果を用いることで，無機発光材料に匹敵する色純度を示す発光材料，すなわち「多重共鳴材料」の開発に成功している。本研究では，多重共鳴材料の様々な後期誘導化法を開発することで，既存の多重共鳴材料から多種多様な新規多重共鳴材料を合成する方法論を確立する。