研究課題
基盤研究(B)
InxGa1-xNおよびAlyGa1-yNに代表されるIII族窒化物三元混晶は、組成を制御することにより210 nmから1700 nmまでの受発光を自在に変化させることができる材料である。これらの材料系を用いることで低炭素社会構築はもとよりポストコロナ・安心安全な社会構築のキーデバイス実現が期待される。このような優れた潜在能力を有する材料であるが、現状ではデバイス作製に必要となる格子整合基板結晶(ウエハ)が存在しない。本研究では、熱力学に基づく原料分子制御手法により未踏の全組成域で高品質なIII族窒化物三元混晶厚膜およびウエハの創製を目的とする。