研究課題
基盤研究(B)
長残光蛍光体は、励起光遮断後も長時間光続ける光機能性材料である。長残光機構は、一般に光イオン化された電子がトラップに捕獲後、熱で解放され、ホールをトラップした発光中心イオンと再結合することにより残光として観測される。近年、我々は電子ではなくホールが移動することによって、発光が消光する現象の証明に成功した。本課題では、その光誘起ホール移動とトラップによるホール捕獲・解放を利用した新たな長残光蛍光体の分野を開拓し、そのメカニズムの体系的理解を試みる。