研究課題
基盤研究(B)
本研究では、対向四面体構造をもつ層状酸化物の新規なトポケミカル変換現象に着目し、その理解を深め、拡張することで、面内構造を能動的に制御する物質合成の開拓と基盤技術の確立を目指す。原子の動きに関与したカイネティクスや格子ひずみ等を制御し、自由エネルギー地形を大きく変化させることで、カゴメ構造やハニカム構造など、有望な電子状態をもつ物質を創出する。新規な変換現象の理解から、物質の潜在可能性を最大限に引き出し、大気安定性、環境調和生、強い磁気相互作用など強相関電子効果を備えた、次世代ナノマテリアルのシーズ材料開発へとつなげていく。