研究課題
基盤研究(B)
電気分解とは、2つの電極(陰極と陽極)を浸漬した電解液に電位を印可して、陰極で還元反応、陽極で酸化反応を起こすことにより、電解液を化学分解する方法です。この時、酸化還元反応によって電極面上に気体(バブル)が発生することがあります。単位時間当たりの電解速度を上げようとして大量の電流を流すと、大量のバブルが電極に付着して反応表面積が減ってしまい、思うようには電解速度が増大しない、という問題が起こります。このジレンマを解決するには、電極表面に構造を作成および制御することによってバブルが付着しにくくしてやれば良い、ということになります。我々は、これをレーザー照射によって実現することを目指します。