研究課題
基盤研究(B)
ペロブスカイト太陽電池の実用化のためには、環境負荷の小さい鉛フリー材料を用いた太陽電池の高性能化の実現が強く求められている。本研究では、これまでに開発してきた Sn ペロブスカイト半導体材料の高純度化技術をもとに、本材料のもつボトルネック課題を明らかにし、材料化学の観点からその解決に取り組む。① 配位性小分子を用いた結晶成長制御による欠陥の低減、② 浅いLUMO準位をもつ電子回収材料の開発による界面電圧ロスの低減、③ 金属のアロイ化によるバンド構造制御に取り組み、Snペロブスカイト太陽電池の飛躍的な高性能化を実現する。