研究課題
基盤研究(B)
国民健康・栄養調査から、エネルギー摂取が減っているにもかかわらず、肥満やメタボリックシンドロームが増加している。その原因は食事因子ではなく、食スタイルの変化と考えた。申請者は、摂食タイミングは、代謝のキー制御因子であることを示し、時間栄養学によって生活習慣病を予防できる可能性を示した。しかし、まだ分子メカニズムが明らかにされておらず、本研究で明らかにする。臓器時計ネットワークと細菌叢リズムネットワークの階層的ネットワークを仲介するのが、代謝物ネットワークである。この階層性ネットワークの全体像を明らかにして、それを協調的に同調する時間栄養学的アプローチにより、健康体質の樹立へ向けた基盤を作る。