研究課題
基盤研究(B)
申請者は食品及び住民において高頻度でプラスミド性薬剤耐性菌が検出されることを明らかにし、さらに、プラスミド性薬剤耐性菌のヒト保菌へと至る原因は、料理に混入するプラスミド性薬剤耐性菌の伝播に起因するものだと考えた。しかしながら、未だ喫食からヒト保菌へと至る機構は科学的に解明されていない。そこで、本研究では①料理に混入しているプラスミド性薬剤耐性菌を同定し検出率を明らかにする。また、②ヒト保菌直後のプラスミド性薬剤耐性遺伝子のゲノム周辺構造及び③プラスミド性薬剤耐性遺伝子の細菌叢を構成する細菌種間分布、さらに、腸内短鎖脂肪酸産生量を明確にし、プラスミド性薬剤耐性菌のヒト保菌機構解明を行う。