研究課題
基盤研究(B)
最近プレシジョン栄養学が注目されている。プレシジョン栄養学とは、その人の遺伝子などの特徴、これまでの様々な履歴、現在の状態などを反映させて、個人にぴったりの栄養を導くというものである。プレシジョン栄養学では、実に様々な要素を測定してそれらを組み合わせた複合的なアプローチが必要であるが、そのアルゴリズムは未知の部分がほとんどである。本研究では、ヒトの生まれつきの特徴であるゲノム(遺伝子配列の個人差)と、後天的に変わり得るが比較的安定な場合もあるエピゲノム(DNAの修飾の変化)に着目して、それらの組み合わせがタンパク質栄養の影響に対してどのように相互作用するかを明らかにするものである。