研究課題
基盤研究(B)
食後に血中中性脂肪濃度が上昇する食後高脂血症の悪化は、空腹時血中中性脂肪濃度の上昇よりも高い相関を持つ動脈硬化性疾患発症リスクである。これまでに申請者はポリフェノールであるレスベラトロールに食後高脂血症悪化改善効果があることを見出した。しかしレスベラトロールには抗炎症作用など複数の生理作用があり、それらがレスベラトロールの持つ改善効果にどの程度寄与しているかは不明である。そこで本研究では、レスベラトロールの食後高脂血症悪化改善効果における腸管上皮細胞での脂肪酸酸化亢進作用や抗炎症作用の関与ならびにそれらの分子メカニズム、そしてレスベラトロールが持つ複数の生理作用それぞれの寄与率を明らかにする。