研究課題
基盤研究(B)
特定のC(シチジン)をU(ウリジン)に変換するRNA編集は、植物オルガネラの正常な遺伝子発現に必須である。これまで、RNA結合タンパク質であるPPRタンパク質が各標的を認識し、そのC末端にあるDYWドメインが酵素として働くことを明らかにしてきた。しかし、PPR-DYWタンパク質と標的RNAの複合体構造と、その反応分子機構は未解明な部分が多い。またPPRタンパク質と他のタンパク質からなる複合体(RNA編集複合体)の全体像も解明されていない。本課題研究では、RNA編集複合体の構成因子を明らかにするとともに、複合体再構築と立体構造解析を行い、その分子機構を解明し、将来的な応用への分子基盤とする。