研究課題
基盤研究(B)
本研究では“ネコのマタタビ反応”の原因成分であり,新奇な機能性や害虫忌避性などの効果が期待できるイリドイド「ネペタラクトール」に着目し,①未解明なネペタラクトールの生合経路の解明,②マタタビ属植物の中でなぜマタタビだけが大量にネペタラクトールを合成・蓄積できるのかの謎の解明,そして,③ネペタラクトールがどのような分子形態で植物体内に蓄積し,どのように放出されるのかの分子機構の解明を目指し,マタタビ属植物の比較ゲノム,比較トランスクリプトーム解析,メタボローム解析,そして,それらデータの共発現解析を含む統合解析を実施し,ネペタラクトール生合成の制御機構を明らかにする.