研究課題
基盤研究(B)
生物がどこで生まれ移動し利用するか?それらは生物の基礎的な生態を解明するとともに、人間活動が生態系に与える影響を把握し緩和する上でも必須の基礎情報である。河川水のストロンチウム同位体比(87Sr/86Sr)は水域間で値が変化することが多く、水域の値が生物体組織に直接反映される。そのため、年輪状に成長する耳石87Sr/86Srから、対象魚の生活史を推定することができるが、このような研究を実施するハードルは決して低いとはいえない。本研究において申請者は、様々な研究者や行政機関が魚類の生活史を耳石87Sr/86Srデータから推定するためのプラットフォームを形成する。