研究課題
基盤研究(B)
木質資源のさらなる利活用に向け、本研究では、金属有機構造体の高デザイン性・選択吸着性を利用して木質系有用・希少成分の簡便な単離濃縮を達成した上で、三次元磁場配向NMRと計算科学の融合により、標的の立体構造を自動的に解明できる新たな構造決定法を確立する。そして有用・希少物単離後のセルロースを、環境低負荷かつ省ステップな手法で先進材料たる固体電解質へと変換する。これら分野横断的なアプローチにより、木質資源の革新的な分離・解析・高度利用プロセスの創出を目指す。