研究課題
基盤研究(B)
孵化時期によって成熟時の雄の表現型が大きく変わるヤリイカをモデルに、1)生活史初期の経験環境とその成長への影響が雄の成熟時の表現型を決定する、2)生活史後期における生息地使い分けが表現型変異をさらに強化する、という二つの仮説を、詳細な成長解析、微量元素分析による経験環境の推定、遺伝子発現解析、飼育実験による行動解析、ICT機器を用いた分布解析等、多様な手法を用いて検証する。得られた結果から、3)海洋熱波など極端現象の発生条件に伴う将来予測を行う。