研究課題
基盤研究(B)
行き過ぎた養殖活動は残餌や排泄物等の有機物によって環境を弱らせて、養殖活動を続けられなくする。海洋生態系では細菌群が物質の流れを制御し、この流れの乱れが水質悪化を招く。さながらヒトの病気と同じだが、環境の病気は治療できない。環境の善玉菌ともいえる細菌を育む環境づくりが環境の病気の予防・治療につながる。本研究では、養殖由来の有機物負荷に対する細菌の真の機敏な応答力に独自のデバイス(マイクロスケールサンプラー)を用いて迫り、その動態を明らかにすることを目的とする。