研究課題
基盤研究(B)
生物多様性が最も豊かな海洋生態系、サンゴ礁が衰退している大きな要因の一つである、サンゴと共生藻類の相利共生関係の崩壊、白化現象は、未だ多くが謎に包まれている。一方で、一部のサンゴ個体は高水温耐性を持ち、高水温下でも白化しづらいことが知られている。本研究は、ホストであるサンゴ、共生藻類・微生物をゲノム科学的に統合解析し、高水温耐性と白化現象において重要な要因を、サンゴの高水温耐性の「個体差」に注目することで特定することを目指している。