| 研究課題/領域番号 |
24K01859
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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| 研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前田 幸嗣 九州大学, 農学研究院, 教授 (20274524)
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| 研究分担者 |
井上 憲一 九州大学, 農学研究院, 教授 (60391398)
森高 正博 九州大学, 農学研究院, 教授 (20423585)
高橋 義文 九州大学, 農学研究院, 准教授 (60392578)
高橋 昂也 九州大学, 農学研究院, 准教授 (70757955)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2026年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2024年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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| キーワード | 牛肉産業 / 成長条件 / 自由貿易 / 生産費削減 / 海外需要拡大 / 製品普及モデル / シミュレーション / 計量研究 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、以下の3つの問いについて国際貿易の枠組みにより統一的かつ計量的に分析を行い、自由貿易下におけるわが国牛肉産業の成長条件を明らかにするものである。 ①貿易自由化はわが国の牛肉産業を成長させるか、それとも衰退させるか。 ②生産費の削減や海外需要の拡大に関するわが国の取り組みは、自由貿易の下、わが国牛肉産業の成長条件となり得るか。 ③自由貿易の下、わが国の牛肉産業の成長を下支えする政策は何か。
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| 研究実績の概要 |
日本産牛肉の生産費について、生産力の視点からその推移を整理し、去勢若齢肥育牛1頭当たり生産費に占める購入飼料・敷料費の割合が高い水準で推移しており、もと畜費の減少分ではカバーできずに生産費が上昇している傾向を確認した。また、小規模家族経営型、大規模畜産経営型、農協支援型の類型別に、地域有畜農業の経営的特徴を整理した。 日本産牛肉の輸出先国における需要について、製品普及モデルの検討を行い、集計データに対して時系列分析の手法を適用することで従来の製品普及モデルが改良可能であることを明らかにした。また、日本産牛肉の輸入先国の輸入データ収集、及び日本の輸出プロモーション実施状況の把握を進めた。 日本産牛肉の供給関数について、わが国における経営革新が日本産牛肉供給に与える影響を分析しうる計量経済モデルを構築した。また、日本産牛肉の需要関数について、海外市場における日本産牛肉に対するトライアル率等が将来の日本産牛肉需要に与える影響を分析しうる計量経済モデルを構築した。 日本産及び外国産牛肉の国際貿易の政策シミュレーション分析について、日本産牛肉と外国産牛肉の間の製品差別化、双方向貿易及び各国の各種貿易政策・国内政策を一元的に分析しうる空間均衡モデルを非線形相補性問題として数学的に定式化した。また、各国の生産量、需要量、輸出入量、市場価格等の空間均衡解を求めるために必要なコンピューター・プログラムを構築した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
日本産牛肉の生産費及び海外需要に関する動向把握、国際貿易のシミュレーション分析に必要な日本産牛肉の供給関数及び需要関数に関する計量経済モデルの構築、ならびに空間均衡モデルの構築を計画どおりに行うことができたため。
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| 今後の研究の推進方策 |
日本産牛肉の生産費削減の潜在的可能性については、経営形態や経営組織が異なる肉用牛経営組織の調査を継続し、地域有畜農業を中心とした新技術の特徴や、それが生産費削減に及ぼす影響について分析を行う。 日本産牛肉の海外需要拡大の潜在的可能性については、製品普及モデルによる将来需要予測の時系列分析モデルを確立する。また、輸出先国別に販売促進費及び市場シェア等のデータを収集し、製品普及モデルの推定を行う。 日本産牛肉の海外における需要関数及び国内における供給関数の推定については、推定に必要となるデータセットを構築し、計量経済分析を行う。 日本産及び外国産牛肉の国際貿易の政策シミュレーション分析については、構築した空間均衡モデルを適用して、貿易自由化の影響予測を行う。
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