研究課題
基盤研究(B)
芳香族資源のリグニンは、石油に代わるプラスチック原料として期待される。これまでに、リグニンの化学分解物から、生分解性ポリマー原料の2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC)のバイオ生産技術を、リグニン由来芳香族の分解菌Sphingobium sp. SYK-6株を利用して開発した。現在、リグニン分解物中の芳香族オリゴマーからのPDC生産が課題である。本研究では、リグニン由来芳香族オリゴマーを分解できる新規酵素を、メタゲノム(環境DNA)から発掘することを目的とし、蛍光PDCセンサーとドロップレット培養を組み合わせた超ハイスループットな遺伝子スクリーニング法を開発・実施する。