研究課題
基盤研究(B)
味覚は、生命維持に必要な栄養素や忌避すべき有害物を口腔で感知できるよう進化してきた化学感覚である。一方、反芻動物のエネルギー獲得方式は単胃動物とは全く異なり、ルーメン内に共生する微生物の発酵産物を利用している。本研究では、単胃動物にはない新奇味覚受容体候補を介したルーメンと口腔を繋ぐ固有の栄養素受容経路に着眼し、反芻動物の食行動制御システムの先駆的な理解を図る。