研究課題
基盤研究(B)
鶏卵,鶏肉は世界的に必要不可欠な動物タンパク源である。これらを生産するニワトリは主に生産環境が整った先進国で生産性向上を目標に育種改良されてきたが各地域の暑熱環境や疾病,感染症の現状に最適化されていない。そのため熱帯の発展途上国では生産者の安定的な収入にも繋がっていない。一方で生産性は低いが耐暑性および抗病性を有する,アジア在来鶏から,新たな研究戦略で耐暑性および抗病性の制御・調節関連遺伝子をゲノムワイドかつ網羅的に探索し,その候補となる遺伝子の発現解析を実施することで,その成果を産業応用に直結するための家禽育種基礎研究を実施するものである。