研究課題
基盤研究(B)
脳の老廃物排出機構として提唱されたグリンパティックシステムの不全はアルツハイマー病などの原因と考えられ、その分子機を解明し治療法開発につながる分子ターゲットを提示することが求められている。申請者はこれまでの検討から、アドレナリン受容体刺激がアストロサイトの形態及び機能を変化させることを明らかにした。このようなアストロサイトの変化は、グリンパティックシステムを制御している可能性がある。本研究の目的は、アドレナリン受容体刺激によるアストロサイトの機能的・形態的変化を測定し、グリンパティックシステム制御機構とその分子メカニズムを明らかにすることである。