研究課題
基盤研究(B)
世界の養鶏業に莫大な経済被害を及ぼしている高病原性鳥インフルエンザの流行が長年にわたって続いており、人への偶発的感染を引き金に新たなインフルエンザパンデミックの発生も危惧されている。現在の摘発・淘汰という受動的な政策では鳥インフルエンザは永久に制御できない。本研究では、「鳥インフルエンザの完全制圧を目指した人工改変型弱毒生ワクチンの開発」という題目で、鳥インフルエンザ制御のブレイクスルーとなる感染防御レベルの効果をもつワクチンの開発を目的とする。この目的を唯一達成できる方策は、高い効果かつ安全性が賦与されるように人工的にデザインした組換え型弱毒生ワクチンの構築である。