研究課題
基盤研究(B)
本研究は、現在までに蓄積されたVEGFシグナル伝達研究や血管生物学に、エピゲノムの視点を加えて、横断的に研究することで腫瘍血管新生に特異的な新規エピゲノム因子の同定や、その機能解析を行う。人医領域において、抗体薬やチロシンキナーゼ阻害薬などのVEGF阻害薬が、すでに臨床応用されている。獣医領域では、未だVEGF阻害薬が臨床応用されているとは言い難いが、腫瘍だけでなく、関節リウマチや網膜症など、血管新生を制御することで、改善・治療可能な病態が多数存在する。本研究を通じて、副作用の少ない新しいメカニズムの血管新生制御薬・治療法の提案に繋げたい。