マウス母性-胚性転移の分子機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K01942
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分42030:動物生命科学関連
• 研究機関: 長浜バイオ大学
• 研究代表者: 中村 肇伸 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (80403202)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2027年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2025年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2024年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
• キーワード: 母性-胚性転移 / 胚性ゲノム活性化 / 着床前胚 / 2細胞期様細胞

研究開始時の研究の概要

精子と卵子は受精を経て個体発生に必要な全ての細胞を作る全能性を獲得する。この過程では、遺伝子発現の大規模な変化を伴う母性-胚性転移が適切に生じる必要がある。受精後、1細胞期の後期に胚性ゲノムの活性化（zygotic genome activation: ZGA）を端緒として、遺伝子発現の大規模な変化が生じる。ZGAは母性-胚性転移に必須の重要なイベントであるにも関わらず、その制御機構については不明な点が残っている。本研究では、研究代表者らが最近発見したZGAの制御に関わる転写因子Klf17とGlis3の機能解析を通じて、生命の始まりともいえる母性-胚性転移の分子機構を解明することを目的とする。