研究課題
基盤研究(B)
低分子阻害剤の結合ポケットをもたない創薬不可能Undruggableな疾患関連タンパク質にアプローチする方法として、代表者は、そのフォールディング中間体を標的とする創薬を提案している。一方で、ポリペプチドからタンパク質へのフォールディングが完了する数ミリ秒では、低分子阻害剤が中間体に結合することは不可能ではないかと指摘された。本研究では、この指摘された疑問点を解消し、創薬不可能に挑戦するための礎とする。具体的には、フォールディング中間体の寿命が短いとの従来の考え方に対して疑問を提示し、フォールディング中間体選択的阻害の概念に学術的裏付けを与える。