研究課題
基盤研究(B)
生命の根幹とも言える細胞膜を隔てた物質不均衡分布は、主としてカチオンの能動輸送体(イオンポンプ)として知られるP型ATPaseファミリーによって作り出される。この中で、100万倍のH+濃度勾配を作り出す胃プロトンポンプ多様な生理現象に関わるナトリウムポンプ巨大な脂質を輸送する脂質フリッパーゼATP11Cこれらを主なターゲットとし、主にクライオ電子顕微鏡による構造解析や、様々な生化学的、生物物理学的手法を用い、その作動機構解明を目指す。