研究課題
基盤研究(B)
2000年以降、細胞内1分子計測により脂質二重膜の相分離(脂質ラフト)が細胞内シグナル伝達に重要な役割を果たすという仮説が提案され、一部のモデル受容体で検証が行われてきた。しかしながら、膜受容体が周辺の脂質環境をリモデリングする分子機序についてはほとんど知見がない。本研究では、「膜受容体の活性化に伴う膜環境のリモデリング機構」を解明することを目的とし、様々な摂動を加えた細胞において膜受容体と脂質プローブの多色同時1分子計測を実施する。