研究課題
基盤研究(B)
チロシンリン酸化酵素型膜受容体(RTK)は動物細胞の細胞表面で様々な信号分子を認識する膜蛋白質の一群であり。細胞運動・代謝・分化・増殖などを制御している。その異常は癌や遺伝病の発症の原因となる。ヒトは58種のRTKを持つ。それらの機能は少しずつ異なっており、機能未知分子も存在する。RTKの機能発現には2量体化・会合体形成が必要であり、他種RTK間の相互作用も知られているが、全貌は明らかでない。本研究では細胞膜上の各RTK分子の運動や相互作用を網羅的に1分子計測し、RTK分子間の未知の相互作用や機能発現の仕組みを探る。