研究課題
基盤研究(B)
2019年に開発したCRISPR-Cas3は、Cas9と異なり「シュレッダー」のように数百~数キロの欠失変異を導入することから、ポストCas9の国産ゲノム編集技術として期待されている。その一方、Cas3のゲノム編集に関わる分子機構は未解明な点が多く、安全な精密ゲノム・エピゲノム編集への応用化が難しい。本研究では、最近見出した非天然型Cas3システムを利用して、CRISPR-Cas3の複合体形成過程を解明し、非天然型Cas3を改変した精密ゲノム・エピゲノム操作技術の開発および生体応用の実証研究を行う。本研究を通じて、品種改良、遺伝子治療等への臨床研究の発展に貢献する。