研究課題
基盤研究(B)
アホロートルの四肢再生現象において、真皮線維芽細胞がリプログラムされ未分化細胞へと変貌する現象は長年示唆されてきた。しかし、これまで明確な真皮線維芽細胞の分化状態を示す指標がなかったが故に、本当に分化した細胞がリプログラミングされ多能性を獲得したのかを明確に示すことができていなかった。我々はこの問題を乗り越えるために、①四肢再生の誘導因子を同定し、②分化細胞の明確な定義を行った。この二つを我々自身の手で達成したことで、世界で唯一分化細胞のリプログラミングにアプローチできる研究上の立ち位置を確保している。このアドバンテージから、アホロートル四肢再生現象における分化リプログラミング機構を紐解く。