研究課題
基盤研究(B)
多くの多細胞生物では体の一部が損傷を受けると傷口付近の細胞が分裂を再開し、分化運命を転換するリプログラミングを起こして組織や器官を再生する。特に植物では傷害後に細胞が多能性を再獲得し、根や茎葉などの器官が新生されるが、その制御機構については未解明な点が多い。本研究では、傷害ストレスがどのように細胞リプログラミングを引き起こし、器官再生を誘導するのかという問いの解明を目指す。特に、植物がどのように傷害シグナルを受容し、細胞分裂の再開や多能性の再獲得を制御するのかを明らかにする。