研究課題
基盤研究(B)
多くの生物は地球の自転周期に合わせた約一日の概日リズムを示す。一方、ヒトや蚊は人工的な環境に置かれると一時的に二日(概倍日)リズムを示すことが古くから知られているが、二日周期は陸上に見当たらず、そのメカニズムと意味は興味深い。本研究は、概倍日リズムを動物行動の4つの問い(Tinbergen 1963)に照らし、野外において二日周期で生活するオオクロコガネを用い概倍日リズムの形成機構と意味を問う。