研究課題
基盤研究(B)
アレルギー性疾患は世界的に増加傾向にあり、その発症メカニズムの解明が期待されている。一方で、消化管が受容したアレルゲン刺激が中枢に伝えられる神経科学的メカニズムは未だ明らかとなっていない。我々は以前、消化管支配神経である迷走神経と脊髄神経のin vivoイメージングの実験系を確立した。本研究では、独自に確立したイメージング技術を用いて、アレルゲン刺激が消化管でどのように感知され、中枢へシグナルを伝えているかを明らかにすることを目的とする。本研究により、食物アレルギーによる忌避行動を起こす脳腸相関メカニズムの解明を目指す。