研究課題
基盤研究(B)
脳が生涯に渡り経験や学習、加齢、ストレスや病気など様々な環境刺激に応じてどのように変化し順応していくのか、「適応脳」の理解はうつ病や不安障害、PTSDなど精神疾患の発症をもたらしうる。しかし適応変化をトリガーする分子レベルの仕組みにはまだ未知な部分が多い。最近我々はマイクロエキソンが脳活動最適化に重要な軸索コンパートメントの可塑的変化を制御することを見出し脳適応変化の重要分子基盤であるという新たな概念を確立しつつある。本課題では小サイズエキソン群のダイナミックな制御が脳レジリエンス機能に与えるパワーを、分子から回路、個体レベルまで包括的に解明することを目指す。