大脳皮質カラムの反応特異性を成立させる発達期の細胞内メカニズム解明

• 研究課題/領域番号: 24K02127
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分46010:神経科学一般関連
• 研究機関: 国立遺伝学研究所
• 研究代表者: 中川 直樹 国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 助教 (30835426)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円); 2026年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2025年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2024年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: 大脳皮質カラム / 神経回路形成 / 樹状突起 / バレル皮質 / 生後脳発達

研究開始時の研究の概要

哺乳類の大脳皮質では、反応特異性の異なる「カラム」（神経回路の機能単位）の並列構造が生後発達期に神経入力依存的に構築され、成体での高度な感覚情報識別を可能にする。本研究では、「発達期の神経細胞が一つのカラムに選択的に組み込まれる仕組み」の解明を通して、大脳皮質カラムの反応特異性が獲得されるメカニズムの理解を目指す。神経細胞が単一カラム内で選択的にシナプス形成するための鍵となる過程として、神経入力依存的な樹状突起の特異的パターン形成に着目し、その分子・細胞メカニズムを明らかにする。