研究課題
基盤研究(B)
ビタミンのうち、脂溶性ビタミンに属するビタミンAおよびDは生体内で代謝活性化され、ステロイドホルモン等と類似のホルモン作用を発揮する脂溶性シグナル分子として位置づけられている、近年、ビタミンA、Dに加えて、同じく脂溶性ビタミンであるビタミンKに関して、これまで認識されていなかった、新たな機能が報告されている。本研究では、これらの脂溶性ビタミンについて、独自の分子設計により、新たな骨格構造を有し、特徴的な生物活性を発揮する化合物を開発することで、脂溶性シグナル分子が発揮する多彩な生体システムの調節を理解し、その機能制御に基づく創薬基盤の構築を目的とする。