研究課題
基盤研究(B)
脂質や脂肪酸はエネルギー源、生体膜の構成要素、情報伝達物質などの多様な機能を示します。特に多様な生物活性を示しますが、脂質やその代謝物の分子構造のわずかな違いが機能・生物活性の違いに直結しており、構造を厳密に制御できる有機化学は脂質や脂肪酸の生命科学に大きく貢献できると期待できます。これまでに開発した脂肪酸類の位置および数選択的重水素化プロセスを基に、本研究ではさらなる同位体の導入法の確立や脂肪酸合成に重要な反応の開発・触媒設計を行い、脂質・脂肪酸の科学への貢献を目的とします。