研究課題
基盤研究(B)
タンパク質のカルボキシル化(Gla化)修飾は、ビタミンK(VK)依存性カルボキシラーゼGGCXによって触媒される翻訳後修飾である。申請者は、ウイルス防御において重要な役割を果たす細胞内抗ウイルス応答因子がGla化されることを明らかにした。しかしながら、GGCXがいかにしてこの抗ウイルス応答因子をGla化するのか、そしてGla化がウイルス感染以外の文脈で機能を持つのか等、細胞内に局在するタンパク質のGla化修飾の全容は未だ明らかでない。そこで本研究では、細胞内Gla化修飾の全容を解明することで細胞内情報伝達の理解に繋げると共に、Gla化をターゲットにした新規疾患治療法の基盤確立を目指す。