研究課題
基盤研究(B)
細胞表面や細胞外マトリクスに存在する硫酸化グリコサミノグリカン(GAG)鎖は、受容体を介して細胞内にシグナルを入力し、細胞機能の制御に働く。GAGの機能の多くは硫酸化糖鎖構造によって担われるが、機能ドメインとなる硫酸化糖鎖構造がどのように作り分けられているのか、その仕組みの詳細は不明である。本研究では、我々が見出したゴルジ体キナーゼ(FAM20ファミリー)とがん抑制遺伝子ファミリーに属するEXT-like 2 (EXTL2)によるGAG鎖の生合成機構の解明とその制御の破綻に関連する疾患発症機構の解明に取り組む。