研究課題
基盤研究(B)
脳梗塞が生じるとアストロサイトは梗塞巣周囲部へと素早く移動しグリア瘢痕を形成するが、なぜ梗塞巣内にアストロサイトが入って来ないのか、そのメカニズムは殆ど解明されていない。申請者は骨形成因子(BMP)阻害因子として知られているNogginが、ミクログリアから分泌され、グリア瘢痕を形成するアストロサイトに対する新規反発性ガイダンス因子である可能性を見出した。この現象は、Nogginが細胞内に取り込まれていることから、何らかの受容体を介した(BMPを介さない)新しいメカニズムによると考えられ、本研究課題でその詳細を明らかにする