構造情報を基盤としたKv/HCNチャネルゲーティング機構の統合的理解

• 研究課題/領域番号: 24K02211
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分48020:生理学関連
• 研究機関: 自治医科大学
• 研究代表者: 中條 浩一 自治医科大学, 医学部, 教授 (80390699)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2026年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2025年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2024年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
• キーワード: 電位依存性カリウムチャネル / HCNチャネル / 電位センサー / 電気生理 / 構造解析

研究開始時の研究の概要

KvやNavなどの電位依存性チャネルは脱分極時に開くのに対し、HCNチャネルは過分極時に開くというユニークな特徴を持つ。膜電位を感じる電位センサードメイン(VSD)とイオンを透過するポアドメイン(PD)のカップリングがKvとHCNでは真逆であると考えられているが、その詳細な機構は未だよくわかっていない。本研究計画ではHCNチャネルが脱分極で閉じるメカニズムを解明することで、HCNチャネルが過分極時にのみ開くチャネルとして働くメカニズムを解明する。併せてKvチャネルが脱分極時に開くメカニズムにも迫り、Kv/HCNチャネルファミリーのゲーティング機構の統合的な理解を目指す。