研究課題
基盤研究(B)
本研究はがんの治療抵抗性獲得に寄与するとされるがん幹細胞の誘導分子を見出し、がんの一部がどのようにして幹細胞性を獲得し維持するのかという問いの解明を目指す。難治性のがん組織の空間的遺伝子解析、がん細胞の3次元培養技術を駆使するほか、高精細糖鎖解析技術をもつ産業技術総合研究所(産総研)、分子動態解析技術をもつ筑波大学計算科学研究センターと協同し、幹細胞性誘導分子の癌特異的な糖鎖修飾や、癌微小環境の形成機構を解明し、新規治療標的の導出を目指す。