研究課題
基盤研究(B)
B. bovis馴化に関わる分子機構を明らかにするために、本研究では、「ゲノム変異ではなく、エピゲノム変化による発現遺伝子の変化が適応の主要因」と仮説し、① DNAメチル化、② クロマチン構造の解析を進め、トランスクリプトーム結果と併せて、③ 馴化の原因となった遺伝子を推定し、④ その組換え原虫を作成することで、馴化の分子機構を明らかにする。さらに、エピゲノムが原虫の適応・進化の原動力である可能性を確かめるために、⑤ 長期間ヒト赤血球で維持した際のゲノム、エピゲノム、トランスクリプトームの変化、⑥ 1細胞トランスクリプトーム解析、⑦ マウス赤血球への馴化、⑧ B. bovis以外の原虫の馴化を試みる。