研究課題
基盤研究(B)
上皮細胞は、細胞内外から受ける「力」を感知し、適切な力覚応答によって細胞構造と恒常性を維持している。力学的刺激を受容するメカノセンサーとしては、細胞膜上の機械刺激感受性チャネル(Piezo1)、細胞間接着装置(AJ)の膜タンパク質E-cadherin、及びF-アクチン骨格が重要である。我々は、レプトスピラはF-アクチン骨格を変形させ、E-cadherinの細胞内取り込みを誘導することによってAJを破壊することを明らかにしてきた。本研究では、レプトスピラの感染戦略として、AJの破壊がどのように力覚応答を撹乱させるかを明らかにする。