研究課題
基盤研究(B)
HHV-6BおよびHHV-6Aの宿主受容体は、それぞれCD134およびCD46と異なっている。そのウイルス側リガンドは、gH/gL/gQ1/gQ2複合体であり、その中でもgQ1とgQ2がその受容体認識を決定している。本研究では、先行研究で見出したgH/gL/gQ1/gQ2複合体のgQ2依存的な機能変化を、分子機能の変化として定量的に解析し、またその原因となる分子構造の変化を解析することで、ウイルス感染を司る受容体認識機構がどのように制御されているかを明らかにする。また、gH/gL/gQ1/gQ2複合体のような分子構造は他の生物には存在せず、本研究成果は、ウイルス学のみならず生物学において新境地を切り開く可能性がある。